桜の花も咲き、水も緩んで来て、今季の紙漉きも、そろそろ終盤に差し掛かってきました。
世の中の騒ぎは収まる気配がありませんが、人の世の流れに関係なく、季節は巡り巡ってやってきます。
私の漉く拝宮和紙は、季節に合わせての作業ですから、注文があろうとなかろうと、売れようと売れまいと漉き続けています。
6月までの作品展
4月15日ー5月9日
神戸、六甲山サイレンスリゾート・ギャラリー
ー伝統と未来の和紙ー
連絡先:〒 771ー5518 徳島県那賀郡那賀町拝宮字轟31
拝宮手漉和紙工房 TEL・FAX0884ー66ー0509
その昔、拝宮(はいぎゅう)の紙漉き達は、自分で漉いた紙を背中に負うて峠を越え、隣村まで紙を売りに行った。
次の時代、私は自分で造った紙を車一杯に詰め込んで、海を渡り、南は鹿児島から北は北海道までを走り廻って来た。
そして今、行動が制限される社会情勢の中で、こうしてインターネットに拝宮和紙が掲載される時代となった。
世の中が便利になるにつれ、全国各地の紙漉き場から、一軒々々また一軒と、紙漉く家が姿を消して行く。
ーーー心しなければならない。
今年は1〜3月、イベントの予定はありません
連絡先:〒 771ー5518 徳島県那賀郡那賀町拝宮字轟31
拝宮手漉和紙工房 TEL・FAX0884ー66ー0509