2021/01/24

年明け早々より干支の丑をテーマにした聖牛孔雀文金襴を織っています。

 

 使用する織機は西陣より36年前に中古で仕入れた2台目の木製ジャカード機ですが、当時既に1階には床を下げで設置したジャカード機があったので、2階に入れようとしましたが高さが3m近くあるため天井をぶち抜き苦労して設置した思い出があります。

金襴とは文様部分に金箔を貼った和紙を0,3㎜のスリット状に裁断したものを竹製の特殊な道具を使って織り込みます。

この織物は、蓮花弁の中に瑞雲と満月、その下に牛と蓮、その蓮花弁を囲むように孔雀を織り表した金襴です。文様には邪気を払い除け幸運をもたらす願いが込められている為、コロナ禍の中、御守り袋に仕立ててみました。

3月までの作品展はありません。

7月に日本橋三越でご覧いただきます。