横笛庵 特別展

 

「オモヒヲツナグ」 五十嵐美智子展 

 

五十嵐 美智子 kami+かみぷらす  東京 和紙造形 立体・インスタレーション 

 

ミツルオモヒニ

アフレタコトバ

ツナゲルイノリ 

ツナガルネガイ

  

 

和紙の原料となる楮(こうぞ)、そして水というモチーフに魅せられて

空間と呼応できるようなインスタレーション作品を発表しています。

楮と水が作り出す造形とその場所だけで感じられるものを共有できればと思います。

 

 

 

 

六万一千余音に綴られた高山樗牛著「滝口入道」。

横笛庵はこの物語に書かれている平家が栄えしころの悲恋に由来があるという。

齋藤瀧口時頼から中宮建礼門院の女房横笛に送られた文は、その数、千束。

行き違い、叶わなかった想いはやがて祈りに変わり庵に満ち

流れとなって後の人たちの想いを届けることになったのかもしれない。

 

緑豊かな三渓園の片隅にある庵にて、想いが流れの先に届くように。

 

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緑豊かな季節の三渓園の、間近にせせらぎのある横笛庵にて

水や時の重なり、そして風を感じられるような作品にしたいと考えています。  

 

空間全体を使ったインスタレーションになります。

この場所でしか見られない、感じられない展示は、会期が終わればすべてなくなります。

ぜひこの時だけの場を共有しにご来場ください。